「クラフティワックス研究所別館」
http://sky.geocities.jp/gere_mb0708/lab-index.html久しぶりに、いくつかの質問にお答えします。
まず、クラフティワックスのベースについてです。
3月と4月の遠征は、板を1人3本ずつ積んでいきましたが、あえて1本を乗り続けました。(ヤマボク除く)
出発前にはベースを作って出発していますが、不幸なことに1・2日目に超黄砂(アッという間にホットワックスが剥がされるほどの黄砂)に出会ってしまい、あとはクラフティワックスに頼るという形になってしまいました。
結果はレポに書いたとおり、
たいした手入れもせずに、結構満足に滑っています。
私が鈍感で滑らないのに気にならないのか、本当に滑るのかは、読んでご判断して頂ければ結構です。
前日の滑走後や当日にやった準備としてある程度共通しているのが、シロップを塗るときでも
先に固形の硬め(ZB-bl又はZB緑熊)のものを塗っていることです。
当たり前の話ですが、
固形(k)には板を均す作用がありますが、液体(s)にはその作用がありません。
ただ、クラフティワックスの固形には、かなり信頼しているtoko-HFよりも
板を均す作用が強いように感じます。
滑走後も板が大きく荒れた感じにはなりません(超黄砂除く)。
前日終了間際に固形を軽く塗って1本滑ることに関しては、効果が有るような無いような…。
また、固形の硬めは、ZB-blとZB-grも、どちらが良いかはまだ結論が出ていません。
どちらも、継続的にテストするしかないですね。
今の段階では、何となく良さげというレベルですが、シーズン中に10日以内程度ならクラフティの固形だけ、または春まで滑るなら固形の上に液体で、とくにベースはしなくても大丈夫でしょう。
アイロンを持っているのなら、気になる人は滑走後にときどきクリーニングワックスをしたら良いでしょうが、ペーパータオルで強めに擦る程度でも10日くらいなら大丈夫でしょうね。
また、塗ったあとの持続性です。
これも、当たり前の話ですが雪とワックスの相性によって大きく変わります。
何度か書いていますが、1度塗ったら
そのまま1日滑りたい、と思っています。
ですから、狭い範囲や雪に確証が持てるときには
単体。
広い範囲や雪に確証が持てないときには、
複数を重ね塗りしています。
最近では、ZD-s単体で野沢を滑っています。
ゴンドラの往復を除いて15本。
リフトは比較的長いのが多いので、10km強は滑っているでしょう。
また、先日の志賀では、月山スペシャルのライトサイド(LS-S+LS-18)で、高天が原からオコジョ・一の瀬ファミリー・一の瀬ダイヤモンドを経由して焼額山。
食事をして、一の瀬ダイヤモンド・一の瀬ファミリー・オコジョ・高天が原・西館山とこれだけ滑っても余裕でした。
こちらも、10kmくらいは滑っているでしょう。
「雪の状態によりますが」という但し書きが付きますが、1回塗って10~15km。
力量にもよりますが、1回で1日から半日は持続すると言えるでしょう。
最後に、お勧めのワックスです。
市販されたものと限定して、1個だけならZB蔵王spかZD-k。
2個ならZB-blとZD-k(春も滑るならZD-sでもいいかも)。
そりゃ、持てるものならすべて持っていた方が、組み合わせたりもできますから楽しいですけどね。(笑)
あと、ワックスではありませんが、ZEは優れものです。
エッジの手入れが楽になりますね。
とりあえず、長くなったので今回はこれまで。
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