腐葉土からセシウム…秋田で2万袋販売
栃木県は26日、同県鹿沼市内の業者が出荷した腐葉土から、高い濃度の放射性セシウムを検出したと発表した。
県はこの業者や販売先に対し、製品の出荷自粛と自主回収を要請した。県経営技術課によると、出荷された腐葉土からは1キロあたり1万700ベクレルの放射性セシウムが検出された。県内には腐葉土を製造している業者が約30社あるといい、県は同日、聞き取り調査を始めた。
出荷された腐葉土は約150立方メートル。6月中旬~7月10日頃に製造し、別の鹿沼市内の業者などに販売。さらにホームセンターなどに出荷されたとみられる。
腐葉土の放射性物質濃度の基準値はなく、現在、国が検討している。
一方、秋田県のホームセンターでは、栃木県の業者から仕入れた腐葉土約2万袋が販売済みだったことが26日、秋田県のまとめでわかり、県は販売自粛と店頭からの撤去を要請した。
(2011年7月27日08時46分 読売新聞)
毒を吐きます。
よくもまあ、こんな知識で「日本は世界唯一の被爆国です」「広島・長崎を二度と繰り返さない」などと言ってたもんです。
イメージだけが先行していて、一部の悲劇的な話ばかりがクローズアップされていただけで、冷静に広島・長崎の被曝や汚染などの本を読んだことのある国民はほとんど居ないと言うことなんでしょう。
いくら「原爆ドーム」を見せたところで、それがこの福島第一原子力発電所事故と繋がらなかったのなら意味がない。
教育の失敗だ…。
先日、教え子が腹を大きくして訪ねてきました。
結婚の報告でした。
出産の予定が10月と聞いたとたんに、たぶん私の顔色が変わってしまったんだと思います。
詳しくは書きませんが、何万人に1人という症例の子どもだそうです。
細胞分裂がもっとも盛んに行われる時期に、放射能が大量に降り注ぐ関東にいたのでは充分あり得ることだったのでしょう。
自分の教育の失敗です。
教育者は、なにも学問を教えるだけじゃない。
生きる術を教えなければならないと思っている。
世の中で起こっていること、世の中の危険なこと、そんなことも伝えるのが使命だと思っている。
それなのに、3月のあの放射能が降り注ぐ中、避難先があったにもかかわらず逃げ出すことに繋げるだけの知識を与えてあげることができなかったのは自分がダメだからだ。
全国に放射能ワラがばらまかれている。
全国に放射能肥料がばらまかれている。
全国に放射能汚染食料がばらまかれている。
これは、放射能の危険性を伝える教育をしてこなかった教育者たち全てに責任がある。
しかし、同じくらいに知ろうとしなかった国民たちにも責任がある。
その結果、全国に毒が回っていく。
放射能をそこらの病原菌と同じくらいに考えて、毒をばらまいている。
放射能を日々浴び続けながらも、学ぼうともしない。
日本人は本当にバカなのか?
自分もそんなに利口ではないけれど、放射能をばらまくのに荷担したいとは思わない。
それなのに、無責任に日常生活を続けようとして、危険度数を上げている人たちはなんなんだろう。
絶望する。
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